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Racing サーキット走行に必要なアイテムなど

 レーシングALIGNMENTO


トーゲージ


《組立画像・各種名称》
トーゲージ
レーザー距離測定器による前後寸法差による簡易的な測定が可能です。
対応インチ:13インチ~22インチ アルミ構造フレーム

・トータルトー測定
・左右輪トー測定
・ホイールベース・セットバックの確認

《構成部品》
トーゲージ本体×1SET
レーザー距離測定器×1個
※定期的に補正が必要です。

品番:AS-TOOL-TOWG
PRICE ¥60,500(税込)


《レーザー距離測定器》
追加オプションの場合
品番:AS-TOOL-LEZER
単品 PRICE ¥6,600(税込)


トーゲージ測定方法


※測定の前に※

※車両を水平で凹凸のない場所に置き、ホイールナットが規定のトルクで締め付けられていることを確認します。
※タイヤエアー圧を、適正値に調整します。
※キャンバー調整を行った後のトー測定をお勧めします。キャンバー調整を行うと、トーが変化する恐れがあります。
※ステアリングホイールを、センターに合わせ、左右のタイヤのセンターズレがない事を確認します。
 ズレが確認できる場合は、車両ごとの調整方法によって、左右のズレが無いように調整してください。
※フレームA・Bを測定場所に置いて、フレームの縦また横方向に水準器を載せて、ほぼ水平になっているか確認します。
 ズレている場合は各フレームのレベリング調整足で予め若干の調整をします。

フレームA-Bの設定・ゼロ点調整
①フレームAをホイールに合わせる

フレームAを測定輪に合わせ、コンタクトピンがホイールの中心に来るように、コンタクトピンを上下、またはコンタクトポールをスライドさせて調整します。
※前輪を測定する前には、右前輪のホイールにて、後輪を測定する前には、左後輪のホイールにて合わせます。
※タイヤサイズ(19インチ以上)によっては、エアロやバンパー等が障害物になり、測定できない場合は、レーザー距離計スタンドはコンタクトポールの内側へも取付けできますので、任意で取り付けて測定してください。


②フレームAとフレームBとのゼロ点調整

フレームAとフレームBを対称にして置きます。フレームBのコンタクトピン先端を、フレームAのコンタクトピン先端に合うように、コンタクトピンを上下、またはコンタクトポールをスライドさせて調整します。フレームAとBのコンタクトピンはスキマが無いように調整します。


③レーザーポイントの確認・調整

レーザー距離計を、レーザースタンドAにセットし電源でレーザーを照射します。レーザーポインターが、フレームBのターゲットポイントAの中央に入るように横方向はコンタクトポールをスライドさせ、高さ方向はスタンド調整用蝶ネジで調整します。レーザー距離計をレーザースタンドBに移動させて、同様にレーザーポインターがターゲットポイントBの中央に入るように調整します。


トータルトー測定
①フレームAを右前輪にセットする。フレームBを左前輪にセットします。
フレームA、Bともに、コンタクトピンがホイールリムにスキマが無いようにピッタリと軽く合わせます。
強くあてすぎると、フレームが浮き上がる場合がありますので注意してください。
  
②前輪後側測定。
レーザー距離計を電源ON。
レーザーポインタが、ターゲットポイントの中央に入るように微調整します。測定して数値をメモします。

③前輪前側測定。
レーザー距離計を、レーザースタンドBに移動させ、レーザーポインターがターゲットポイントの中央に入るように微調整します。測定して数値をメモします。

前輪後輪で測定した数値が、前輪前側で測定した数値より大きい場合は、トータルトーが「IN〇〇mm」大きい場合は、「OUT〇〇mm」となります。

《測定例》トーイン:10mm

前輪後側 測定値:1890mm

前輪後側 測定値:1900mm


《測定差の角度変換表》

※測定差はmm、角度は(分)を表します。
※ホイールサイズはリム外径ではなく(各サイズに当社トーゲージをセットした状態時の寸法値)で計算しています。参考値としてお考えください。

測定差 サイズ
13インチ 14インチ 15インチ 16インチ 17インチ 18インチ 19インチ 20インチ 21インチ 22インチ
8.6 8.1 7.6 7.2 6.9 6.5 6.2 5.9 5.7 5.5
17.2 16.2 15.2 14.4 13.7 13.0 12.4 11.9 11.4 10.9
25.8 24.2 22.9 21.6 20.6 19.6 18.7 17.8 17.1 16.4
34.4 32.3 30.5 28.9 27.4 26.1 24.9 23.8 22.8 21.9
43.0 40.4 38.1 36.1 34.3 32.6 31.1 29.7 28.5 27.3
51.5 48.5 45.7 43.3 41.1 39.1 37.3 35.7 34.2 32.8
60.1 56.5 53.4 50.5 48.0 45.6 43.6 41.6 39.9 38.3
68.7 64.6 61.0 57.7 54.8 52.2 49.8 47.6 45.6 43.7
77.3 72.7 68.6 64.9 61.7 58.7 56.0 53.5 51.3 49.2
10 85.9 80.8 76.2 72.2 68.5 65.2 62.2 59.5 57.0 54.7
11 94.5 88.9 83.9 79.4 75.4 71.7 68.4 65.4 62.7 60.1
12 103.1 96.9 91.5 86.6 82.2 78.3 74.7 71.4 68.4 65.6

左右輪トー測定 ※参考測定
①フレームAを右前輪にセットする。
 フレームBを右後輪にセットします。

フレームA、Bともに、コンタクトピンがホイールリムにスキマが無いようにピッタリと軽く合わせます。強くあてすぎると、フレームが浮き上がる場合がありますので注意してください。


②後工程の糸の張りをよけて測定するため、ホイールリムからコンタクトピンをずらします。
フレームA後側のコンタクトポール(横へ)とコンタクトピン(下へ)をスライドさせ、リムからコンタクトピンをずらします。この時、フレームが動かないようにして下さい。フレームBの前側コンタクトピンも同様にリムからずらして下さい。


③前後のコンタクトピンに糸を張ります。
フレームAのポイントロッド前側の、糸張溝に糸を掛けます。糸の先端にはウェイト等を予めセットして下さい。


④トレッド幅の調整
フレームAのコンタクトピン糸張溝は、先端から「40mm」に基準設定してあるので、トレッド差が無い場合は、糸をフレームBのコンタクトピンの前側目盛りの「40mm」に張り合わせます。
※トレッド幅が違う場合は、目盛りで調整します。
[NDロードスター 前後トレッド幅の場合]
フリント:1495mm リア:1505mm
トレッド幅は10mm(片側5mm)違うので、35mmの位置に糸を張ります。

⑤測定
前輪のホイール後側リムの位置から、糸の距離をスケール等で測定します。
測定値が糸の目盛りの数値と同じならば、片側トーは「0mm」となります。
同様に、後輪のホイール前側リムの位置から、糸の距離を測定します。
これで、前後輪の片側トーの確認ができます。

⑥同じ作業①~⑤を、左側も行います。

ホイールベースまたはセットバックの確認 ※参考測定
①フレームAを右前輪にセットする。フレームBを右後輪にセットします。
フレームA前側のコンタクトピンがホイール中心のホイールリムにピッタリ合うように調整します。
フレームB前側のコンタクトピンも同様にセットします。


②ホイールベース測定
フレームA前側のコンタクトピンとフレームB前側のコンタクトピンの距離をメジャー等で測定します。
※左右の測定を行うことで、事故等でのセットバック(ホイールベースの差)の確認もできます。